言葉の奇跡:音読がもたらす思考の変容と視点の拡大
セザンヌの「りんごの籠のある静物」完成しました。
静物画って描くのがなんとなくつまらないかなという印象があったのですが楽しかったです。
静物画はパッと見た時に物語を感じにくいと言いますか。
一見すると、ただ物がある、だけじゃないですか。
でも、当時のセザンヌが生きていた時代の物や暮らしが反映されている訳でちゃんと物語はあるのですよね。
やはり見る側の感性というのも絵の印象を大きく変えるのだなと思います。
セザンヌの色使いは派手ではないですが、いろんな色を使っているので混色の楽しさがありました。
この色味を出すには、何色を重ねるといいかな?と考えたり。私の使っているクレヨンは
24色なのでその中から色を作り出す実験ですね。
さて、最近何か内側が変わったなという感じがしているのですが、「音読」の影響なのではないかと思っています。
声を出すということと、画家の思考をインプットできる。
語彙が増える。
いつもいつも普段使っている言葉ばかりだと、当たり前ですが視点は常に固定されていますよね。
でもいつもとは違う言葉を発することで、絵を見る時の視点が増えたような気がしています。
これは全く予想外でした。笑
美術本だけでなく、いいなと思った本や文章は音読。そうして世界が広がっていくのを楽しんでいます。
画材:クレヨン
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