【もしゃ会】仙人からマティスへと
さて、アンドレ・ドランのもしゃ会を開催したのでそのレポートです。
フォーヴィズム時代のドランはマティス、モーリス・ド・ヴラマンクらと共に激しい色彩と感情的な表現を追求しました。
ドランは年を重ねるごとに画風が写実的になっていきます。
写実から抽象的になる逆のパターンですね。
フォーヴィズムからキュビズム、そして古典主義へと画風を変えていきます。
ドランが古典主義に回帰した理由は、時代背景や芸術的探求の過程で伝統に対する理解と再発見を深めたためです。また、成熟した画家として「一過性の革新」よりも「永続する美」を追求したかったのだと考えられます。
今回のもしゃ会はフォーヴィズム時代に描いた「マティスの肖像」です。
色使いも大胆で絵具の盛り上がりも見て取れます。まさに野獣。
時間内では下の写真のところまで描き終えました。
これを見て参加者さんが一言「後ろの背景の色合いもあってちょっと仙人みたいですね」と。
たしかに!!笑
後ろの背景が中国の桂林のように見えてきました。
この段階だとひげのボリュームが少ないので本当に仙人のようです。
さて、この仙人をマティスへと変貌させていきます。
★参加者さんの今回の感想:画材はクレヨンを使用
色をウリウリ塗るのが無心になって楽しかったです。
とのこと。
今回もご参加ありがとうございます!
「ウリウリ塗る」という表現がかわいらしくて気に入りました。笑
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