【メルマガ】思い込みが激しいからこそ見えてくる新しい世界

見ているようで見ていないもの、それに気づく過程が模写の醍醐味。

先日開催した「もしゃ会」では、アンドレ・ドランの「マティスの肖像」を模写しました。その途中経過を少しご紹介しますね!

※アンドレ・ドランはマティスらと共にフォーヴィズムの中心人物として活躍。後に古典的な絵へと画風を変化させていきます。

途中経過を見せると、最初はなんだか仙人みたいになってしまって…。笑

実は、最初の段階では、2枚目の絵のように見えていました。肩の位置が全然違いますね。

私の描き方は、最初は少し「思い込み」で進めてしまうことが多いのですが、それが逆に楽しいポイント。思い込みが激しいからこそ、「あれ?ここが違うな」と気づける瞬間があるのです。

こうして模写をすることで、自分の思い込みに気がつくことができ、徐々に修正を加えていきます。ちなみに、現在の途中経過がこちら👇(一番下がドランが描いた「マティスの肖像」)。

見ているようで、見ていないものがたくさんあるんだなと感じます。でも、その過程こそが描く楽しさの一部でもありますね!

違いを楽しむ模写。笑

模写は初めによく見て描くことも必要なコツではありますが、たとえそれができなくても少しずつ修正すればいいので、見本の絵と最初は似ていないことは全く問題ありません。

もしゃ会を通して完成を育てる会(仮)は3回ぐらいのコースにしようかなと考えております。