《拍ダンプ:私のためのリズム調律法》

※「拍ダンプ」は私の造語で、

日々の拍(音・リズム)を溜め込まずに流すためのメソッドです。


最近、気づいたことがある。

私は一日の中で、たくさんの“拍”を拾っている。

電車の揺れ、メール通知の音、空気の変化、

誰かの気配、そして自分の胸の奥で鳴る微かな「コッ」という響き。

これらはすべて、小さなリズム。

私はそれを 拍 と呼んでいる。

でも、この拍は溜まる。

考えごと、予定、気になること、未来の心配。

拍があふれてくると、身体の奥でリズムが濁っていくのがわかる。

そこで私が始めたのが、

拍ダンプ(Beat Dump) だ。

難しいことは何もない。

頭の中で鳴っている拍を、紙にそのまま書き出すだけ。

文章にする必要もない。

単語でも、音でも、色でもいい。

「気になる」「うるさい」「ざわざわ」

それだけで、拍はすっと外へ流れていく。

書き出すと、私の中に空きが生まれる。

その空きに、静かなリズムが戻ってくる。

まるで、舞台袖からそっと自分のテンポが歩いてくるように。

拍ダンプは、

“感情を書く”ためのものではない。

“整理”するためのものでもない。

ただ、溜まりすぎた拍を

いったん紙の上に預けて、

自分の呼吸のテンポを取り戻すためのもの。

私はまだ、この方法を使いながら

自分の拍を探っている途中だ。

でもひとつだけ確かなのは、

拍を溜め込まないと、心は驚くほど軽くなる。

◆ 拍ダンプとは?

言葉にしづらい内側のリズムを、

頭の外に “点・線・丸” として抜き出す技術。

文字でも文章でもない。

ただ、拍の残像を紙の上に落とす。

点をひとつ置く。

線をすっと引く。

丸を小さく描く。

それだけで、

溜まっていた拍が外へすっと流れていく。


◆ やり方(30秒でできる)

1.深呼吸を一度

2.手を動かす準備だけする

3.点・線・丸を、感じた順に描く

4.描いたものに意味づけしない

5.最後に、そっと息を吐く

これだけ。


Art sound journal

線と色をめぐる創作と対話のアーカイブ。 線画、絵本、言葉、そして日々の問いを通して、 「見る」と「描く」をもう一度ひらいていくブログです。