【拍ダンプ】線が開く、静かな家路

最初は、ただ線を動かしていただけだった。

拍が手を引っ張って、

ペンが勝手に踊りだしたみたいに。

そしたら、あとからふいに

「家を描こうかな」と手がつぶやいて、

気づけば“住めそうで住めなさそうな家”が立っていた。

屋根は気まぐれに跳ね、

柱は好きに寄り道し、

見えない窓が風のように笑っている。

どうやら今日は、

“家を描いた”というより

拍のあとに家が追いついてきた日らしい。

線が先。

意味はあと。

その順番が、なんだか心地よかった。

動く瞑想のようだ。

頭で形を決めず、心のささやきを紙に逃がすように線を置く。

すると、余白の間から、

静けさや息づかいのようなものが自然と生まれてくる。

8ビート

※拍ダンプ=造語を作ってみました。

動く瞑想であり、リズムのリセットであり、ストレス解消

Art sound journal

線と色をめぐる創作と対話のアーカイブ。 線画、絵本、言葉、そして日々の問いを通して、 「見る」と「描く」をもう一度ひらいていくブログです。